石 立行
Wikipedia より
各辺について、被覆されている頂点が
少なくとも1つ以上
(連続最適化問題版)
Wikipedia より一部改変
各辺について、2頂点の被覆の
「度合い」の和が1以上
(度合いは0以上1以下でなければならない)
(連続最適化問題版)
最小化するもの:
各辺の重み(定数)
被覆の度合い
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(a)
(b)
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(a)
(b)
方針
(a) 離散最適化問題の解から連続の解を作る
(b) 連続最適化問題の解から離散の解を作る
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(a)
離散最適化問題の最適解は
連続最適化問題の解にもなっている。
なので、連続最適化問題の最適解を
下回ることは不可能。
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(b)
Q. 連続最適化問題の解から離散の解を作りたい。
A. 被覆度合いを四捨五入する
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(b)
Q. 四捨五入した解は正しいか?
A.
各辺について、四捨五入前の2頂点の
被覆の「度合い」を \(a, b\) とする。
\( a + b \geq 1 \) より、\( a, b \) のいずれかは \( \frac{1}{2} \) 以上。
よって少なくともどちらかは1に丸められ
四捨五入後も頂点被覆となっている。
離散最適化問題の最適解
連続最適化問題の最適解
(b)
Q. その際のコストは?
A.
丸め上げた部分と切り捨てた部分に
分けて考える。
丸め上げた部分は高々2倍のコスト。
切り捨てた部分は0倍。
よって全部合わせても
2倍を超えることはない。