文教大学情報学部

ミュージックビデオ制作

【授業概要】

 ミュージックビデオ(MV)は映像と音楽とのクロスオーバーする全く新しい複合領域です。もちろん映画史上、映像に音楽はつきものですが、主導的役割は映像側でありました。しかし、80年台にMTVなどのTVチャンネルが音楽主導の新しいスタイルの映像を生みだしてきました。現代ではミュージシャンがプロモーション映像を制作するのは日常化していて、コンテンツ・ビジネスとしても重要視されています。この授業ではMVの歴史や表現手法を学びながら、MVを制作します。

【到達目標】

 映像制作にあたっては、企画、シナリオ、絵コンテ、撮影、編集それぞれの作業を理解し実際に行うことを習得します。またPhotoshop、AfterEffects、PremiereProなどの画像加工、合成エフェクト、編集ソフトウェアの使い方を習得しながら映像制作の理解を深めていきます。

【授業計画】

1. オリエンテーション、さまざまなミュージックビデオの表現について
  本講義の流れ、方法を説明します。また、いくつかのMVを紹介しながらその手法やジャンルを解説します
2. 企画の立て方、プロット、シナリオ作法
  企画立案の仕方、プロット、シナリオの作り方を学びます
3. 撮影手法と技法について
  カメラを用いた撮影の方法について実際のカメラを使って習得します
4. 照明と音響
  撮影時の照明と音響についてその方法を実際にスタジオを使って習得します
5. 映像の表現手法
  映像を作るにあたって写真やイラスト素材の作り方や合成、加工、エフェクトなどを習得する
  Photoshop、AfterEffectsなどを用いる
6. 映像の編集技法
  映像の撮影と編集についてカットとその繋ぎ方がどのような効果をもたらすかを理解します
  Premiereproを用いた編集やタイトルワーク、色補正について習得します
7. 個人制作 実習I  企画シナリオプロット絵コンテ
8. 個人制作 実習II 撮影 編集
9. 作品発表
  個人で制作した映像を発表上映しお互いに評論していきます
10. グループワーク、企画シナリオ
  グループ分けと企画ディスカッションをおこない、内容に関するシナリオを作っていきます
11. 絵コンテとカット割り
  絵コンテの作成とカット割りの仕方を学びます
12. プロダクションワーク 実習I  企画シナリオ絵コンテ
13. プロダクションワーク 実習II 撮影
14. プロダクションワーク 実習III 素材の加工、合成、編集
15. 作品上映会、講評、総括

【授業外での学修(予習・復習)】

 実際に個人製作とグループ制作をおこないます。授業内では実制作の時間は取りませんので実際の作業はすべて授業外で行う必要があります。それなりに時間が掛るのと同時にスケジュール管理をきちんとおこなっていかないと完成出来ません。

【評価方法】

 成績は、中間課題作品発表を含むプロセ ス評価(50%)最終課題作品発表(50%)により評価する
評価基準
 AA:全ての課題において全く新しいディジタル映像を高い完成度で制作したもの
 A:全ての課題において新しいディジタル映像の可能性や高い完成度を持っているもの。
 B:新しいディジタル映像の可能性や高い表現技術を持った作品があること。
 C:全ての課題について提出要件を満たした上で提出したもの。
 D:それに満たないもの。

【テキスト】

授業中に指示する

【参考書】

映像制作をしたことのある人もそうでない人も必ず作ることの楽しさを享受することができると思います。この授業を通じてミュージックビデオをたくさん見て、感じて、実際に自分で作ってみることにチャレンジしてください。

授業中に指示する

【受講生へのメッセージ】

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