プログラミング言語

について

【アンコン2019年新卒勉強会】

第二部

前回のつづき

前回は Web 業界についてであった
- 今回は、どんなプログラミング言語があって
  それを書いているプログラマーは
  どんな人たちなのかを、ざっくりと説明する

エンジニアの中でも

プログラマーにフォーカスを

当ててお話しするよ！

全てのプログラマーに
必要なスキルがある

1. Linux コマンド
2. バージョン管理システム

これらは、全てのプログラマーが使える技術。

むしろこれらを知らないプログラマーは、

プログラマーとは呼べない。

全てのプログラマーに
必要なスキルがある

1. Linux コマンド

シェルスクリプト、Bash などと呼ばれる
コマンドを使って何かをインストールしたり、
サーバーを操作したりするため、Linux コマンドを
使えないと Web エンジニアにはなれない
フロントエンドエンジニアやコーダーであったとしても、
最近は CUI を使ってライブラリをインストールしたり
するので、Web エンジニアはみんな
Linux コマンドが使える

全てのプログラマーに
必要なスキルがある

2. バージョン管理システム

ソースコードをバージョン管理システムを使って管理する
昔は SVN などが使われていた
今はほとんどの現場で Git が使われている
OSS（オープンソース）で盛んに使われるのが GitHub
- 複数人でのアジャイルスクラム開発にとても便利
- アンコンでも GitHub を使っています

プログラミング言語の考え方

Q1. そもそもどうして

こんなにたくさん

言語があるの？
Q2. フレームワークって

いったい何なの？

プログラミング言語の考え方

Q1. そもそもどうしてこんなにたくさんの言語があるの？

A. プログラミング言語の違いは、それぞれの「思想」の
違いです。

プログラミング言語の考え方

言語が生まれた背景には、

「解決したい問題」と

「それを解決するためのアプローチ」
（言語の設計思想）がある。

※公式ドキュメントや Wiki を読むと

書いてあります

例えば...

プログラミング言語の考え方

PHP の設計思想
- 「PHP: Hypertext Preprocessor」
- （HTML の前処理をするプログラム）
Ruby の設計思想
- 「enjoy programming」
- （たのしいプログラミング）
Java の設計思想
- 「Write once, run anywhere.」
- （一度書けばどこでも動く）

プログラミング言語の考え方

言語によって特徴があるため、
PHP, Ruby などのスクリプト言語は
- スタートアップ企業
- アジャイルスクラムでの開発
- などが「書きやすく動かしやすい」という理由で
  言語を採用することが多い
一方 Java や Scala などのコンパイルするような言語は
- 大企業
- 規模が大きい Web アプリケーション開発
- などで好まれる傾向にある

プログラミング言語の考え方

Q2. フレームワークって
いったい何なの？

A. プログラミング言語で作られた Web アプリケーションの「ひな型」となるものです。

プログラミング言語の考え方

フレームワークがあると何がうれしいの？
- フレームワークに沿って開発すれば考えることが
  少なくて済む（自力で考える必要がなくなる）
- コマンドを打つだけで
  いろいろ自動で作成してくれる
多くの Web アプリケーションはフレームワークで
開発されており、Web 上に開発手法がたくさんのっている
レールに沿って開発すれば大抵のものは作れる！

プログラマーの分けかた

フロントエンドエンジニア
- 画面を作る人たち
- 例）HTML5, CSS3, JS, デザイン
バックエンドエンジニア
- API やロジック周りを実装する人たち
- 例）Ruby on Rails, MySQL
DevOps（デブオプス：開発運用のこと）
- 開発環境を整えてくれる人たち
- Docker, AWS, CircleCI

大きく分けて3つあります

データを保存するもの

（バックエンド / DevOps）

DB（データベース）
- RDBMS（SQL を叩いて操作する）
  - 関係データベース管理システムのこと
  - MySQL, PostgreSQL, Oracle DB, MSSQL
- NoSQL（専用の言語を叩いて操作する）
  - RDBMS 以外の DB のこと
  - MongoDB
  - Redis
  - FireStore

バックエンドのプログラミング言語

大きく分けて以下の3つに大別

スクリプト言語
関数型言語
その他言語

この分別は以下のエンジニアロードマップを参考にしました

https://github.com/kamranahmedse/developer-roadmap

Ruby
- Ruby on Rails
- Gem は Ruby のパッケージ管理システム
PHP
- Laravel
- CakePHP
- FuelPHP
- Symfony
Python
- Django（ジャンゴ）

Node.js（JavaScript）
- Express
- JavaScript ってブラウザで動くモノじゃないの？
- 昔（2009年以前）はブラウザで動かすモノでした
- Node.js はサーバーサイドで動く JS 実行環境です
- npm（node package manager）は Node.js のパッケージ管理システム

バックエンドのプログラミング言語

スクリプト言語

Scala
- Play Framework
- Scala は日本でも多くの企業での採用事例がある
  - ZOZO
  - ドワンゴ
  - ビズリーチ
- 弊社 CTO 　　は
  この言語が大好きです

Haskell（ハスケル）
- 日本での採用事例を
  あまりきかない
Erlang（アーラン）
Clojure（クロージャー）
ここらへんはぶっちゃけ書いたことない（し、書いてる人を知らない）のでどんなモノかが分からない

バックエンドのプログラミング言語

関数型言語

Java
- Spring Framework
- Play Framework
- 昔からあるオブジェクト指向プログラミング言語であり、他の様々な言語に影響を与えてきた
- 弊社 CTO　　は元々この言語をずっと書いていた人です

Kotlin（コトリン）
- アンドロイドアプリ開発などで事例が多い
Go（ゴー言語）
- 処理速度が速い
Rust（ラスト）
C#（シーシャープ）
C++（シープラプラ）
C（シー言語）
- 古くから使われている

バックエンドのプログラミング言語

その他の言語

ユーザー画面が必要だよね

（フロントエンド）

HTML5
- マークアップ言語
- Web ページの「構造」に対して責任を持つ
- フロントエンドエンジニアやコーダーは
  これを「しっかりと」書ける人
CSS3
- スタイルシート言語
- Web ページの「レイアウト」に対して責任を持つ
- 色を変えたり動かしたり、アニメーションさせたりできる

リッチな動きや SPA にしたい

（フロントエンド）

JavaScript（ECMAScript）
いろんなライブラリや Alt.js 群がある
- Alt.js: 最終的に JavaScript にコンパイルされる言語のこと
  - CoffeeScript, TypeScript, Dart など
- ライブラリといえば
  - 昔は jQuery が主流でした
  - 今は3大ライブラリが主流です
- 3大ライブラリ
  - Angular 　　　　React 　　　　Vue.js

リッチな動きや SPA にしたい

（フロントエンド）

弊社では Vue.js を採用しています
- Vue.js のフレームワーク Nuxt.js は
  日本国内でもとても人気
ところで SPA ってなに？
- シングルページアプリケーションのこと
  - 単一ページで生成されるアプリケーション
  - JavaScript で DOM を操作してページが切り替わる
    - 実際に切り替わっているのではなく表示が変わるだけ
  - データは API から持ってきている
    - API はバックエンドの言語で書かれていたりする

リッチな動きや SPA にしたい

（フロントエンド）

弊社では Nuxt.js を採用しています
ところで SSR ってなに？
サーバーサイドレンダリングのこと
- SPA では全ての画面情報がブラウザ側で
  レンダリングされるため、いろいろ問題が生じる
  - SEO 対策がきちんとされている？（OG 設定など）
  - ページ数が多い場合は SPA だと初期レンダリングに
    時間がかかる
そこでサーバーサイドで予めレンダリングしてから
ブラウザ側にデータを渡そう、というのが SSR

リッチな動きや SPA にしたい

（フロントエンド）

Nuxt.js では

SPA も SSR も
どちらも簡単にできる！

三部につづく

次はエンジニア文化について

ざっくりと説明していきます！

長い説明をきいてくれてありがとう！🍻

プログラミング言語について【アンコン2019年新卒勉強会】第二部

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