中華人民共和国湖北省武漢市で初めて検出された新興感染症であり、以降世界各地で感染が拡大(パンデミック)したと当初思われていたが、その後、イタリアの国立がん研究所の研究によると2019年9月に採取した同国での肺がん検査受診者の血液中から新型コロナウイルスの抗体が検出されており、湖北省武漢市で報告された症例より以前から世界にウイルスが広まっていた可能性があることも2020年11月時点で指摘されている。中国政府は、ウイルスは輸入冷凍食品に付着していたもので、国内の科学論文などでも、従来考えられていたよりも早くヨーロッパでウイルスが出現していたと主張し、国営メディアを使って 「新型コロナの起源は中国」との見方を否定する情報の拡散を続けている。この中国側の主張について世界保健機関 (WHO) は、食品や包装のどちらも新型コロナウイルスの感染経路だとは見られていないとの見解を示し、西側諸国の研究機関も中国が主張の論拠とする論文に懐疑的な見解を示している。