Railsにてシングルサインオンを
実現する手法
ctokoro
既存のアプリケーションの姉妹サイトとして
別アプリケーションを作る要件が出てきた。
ただし、
既存アプリケーションのユーザーでも
サインイン・サインアップしたい!!
早くリリースして、
ユーザーを集めておきたい!
↓
でも、既存ユーザーでも使えるように。。
とりあえず、DBを共有することに。
こういうアーキテクチャ
問題点
新規アプリケーション用のテーブルも既存DBに存在
Railsなので、スキーマ管理はmigration
新規アプリケーションのスキーマ変更も、
既存アプリケーションで管理
問題点
新規アプリケーション用のテーブルも既存DBに存在
Railsなので、スキーマ管理はmigration
新規アプリケーションのスキーマ変更も、
既存アプリケーションで管理
開発の複雑性増加!
なるべくテーブル作りたくない病に!(おいっ)
将来的には、データの整合性を取るために、
トランザクション管理しなくちゃいけなく・・
既に先ほどの問題点が開発上の
大きなネックに!
このままだと、
かなり早期に負の遺産化されてしまう!!
アーキテクチャーを変えることに
要件:
・ユーザー認証処理
・共有カラムの切り出し(name, email など)
・なるべく早く!!
英語でも探したけれど、
ありそうなケースなのに、意外と知見が見つからない
そこで、検討した3つの案
案1 Userのみを API化
○メリット: 工数が短い
○デメリット:
・Userのスキーマが既存APPにあるという問題は未解消
・パフォーマンスが悪い
案2 ユーザー認証をOAuth化
○メリット: とても疎結合
○デメリット:
・開発工数が長そう(ちょっと大掛かり)
・共通のカラムを持つという要件を簡単には満たせない
○メリット: アプリケーションレイヤでの抽象化なので
認証以外にも応用できそう
○デメリット: できるの?
(DBをテーブルごとに切り替える必要がある)
補足: Rails Engineとは?
Railsアプリケーションを再利用可能にするように、
本体にマウント可能にする
↑↓
プラグイン、gem
・Rackミドルウェアである
・routes, task等を独自に記述できる
などなど
実装リスクを洗い出し、工数見積を出すため
案2・案3でプロトタイプ実装を試みる
結果
案2:
OAuth providerを作るgem(doorkeeper)を使ってできた
案3:
ActiveRecord establish_connectionでDBを変えれた
複数DBは、本体でテストも書かれているので大丈夫そう
では、どちらにするか?
工数はあまり変わらなさそう・・
案2 OAuth化(HTTPレイヤ)
・OAuth Provider化しても外部公開の予定はない
=要件に対して、オーバースペック
案3 Rails Engine化(アプリケーションレイヤ)
・応用範囲が広そう
→共通マスタの切り出し、など
結論:案3でやってみよう!
ということで、engineを現在作成中!
→(追記)できました
なるべく使っていることを意識しないように隠蔽!
=アプリケーションの改修コストを減らす
(実際のAPI)
将来的なengineの全体像
認証ロジックの他に、
・共通マスタ
・共通ライブラリ
・ユーザーのロール(権限)管理
などを持たせる予定
”他にもいいプラクティスがあるかもしれないので、
「こういうやり方があるよ!」などの
ご意見があったらぜひお聞かせください!”
Railsでシングルサインオンを実現する手法
By chikahiro tokoro
Railsでシングルサインオンを実現する手法
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