令和2年度
KOSKA株式会社
社員研修
背景・目的
- 日常業務において、社員がエンジニアとしてというよりむしろ会社員としてどう普段の業務に当たるべきかみたいなマニュアル的なものがなく、業務の進め方にばらつきがあるのが問題だった。
- 特に社会人経験の浅いメンバーは、どう働くべきか、どう業務を進めるべきかみたいなものがよくわかっていないことが往々にしてあった。
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レトロスペクティブの振り返りでよくあがるような課題を洗い出して、それを改善していこう!
課題1 リーダーシップ
チームメンバーの力を引き出す成長させる
あがっていたコメントの一部
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サービス全体を自分事としてとらえて開発全体を推進していく姿勢はとても心強い。相手への寄り添いも、1プレーヤーとしては十分ではあるが、シニアマネジメントとしては後発の教育も含めてもう一段上の寄り添いが必要。自分が答えを持っていたとしても一呼吸置いて、相手に考えさせてまず相手なりの答えを出させるのも効果的。
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"初めてのプロジェクト代表者ということで、今までより負担が増え、大変だったと思います。今回の経験で自身で課題が見つかったかと思いますし、プロジェクトのオーナーとしての視点に立って考えることも見えたと思いますので、成長の糧にしていってください。
また、今回はほとんどチーム経験のないメンバーも参加したということで、メンバーをどうすればアジャイル開発における理想の開発者に成長させることができるのか、ということまで気を回すことができれば、より開発に貢献できるかと感じました。
チームメンバーの力を引き出すには?
必要なこととその具体的対策
Team Geek
Googleの開発チームにおける、チームのあり方やマネジメント方法が書いてある
Googleの提唱するリーダー像
サーバントリーダー
- 仕事をどう完了させるかはチームに考えさせる
- そのための道づくり
- チームに奉仕
- 技術的側面と人間的側面の二つをケア
アンチパターン
- 自分の言いなりになる人を採用する
- パフォーマンスの低い人を無視する
- 人間の問題を無視する
- みんなの友達になる
- 採用を妥協する
- チームを子供として扱う
リーダータイプ
- エゴをなくす
- 禅マスターになる
- 触媒になる
- 先生やメンターになる
- 目標を明確にする
- 正直になる
- 幸せを追い求める
言ってること同じ!
教えすぎない!
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相手ができないことを前提で指示しすぎない
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相手がどれだけ支援を求めているかを汲み取る
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問題を整理したり、調査することで自力で問題解決ができるように支援する
みなさんがすでに意識していることはありますか?また、できていない点・難しいと感じる点はありますか?
KOSKA RULE
1. タスクをこなすのが最優先
2. 教わる側が質問の前にどうしたいかどこまで教えて欲しいか伝える
3. 教える側は、どうしたいか答える前に確認する
issueごと投げる依頼の仕方と、指示を与える依頼の仕方。
一定レベルまでは手戻りがかわいそうなので指示を与える。手順を教える。
ある一定レベルを超えるとやり方までは深く介入せずissueごと
問題の考え方については、自分なりの考え方を教える
課題2 質問の仕方
あがっていたコメント例
- 煮詰まった時にどう考えをまとめて、どう質問するかのフローを確立した方が良い。現状だと人に聞かれたりしないと、考えまとめたり、方向性をどうするかを決めることができていない
- 不具合や質問で相手に質問する際には、ご自身の状況を客観的に相手に説明できる(何をしようとして、どんな問題に直面したのかなどをログやスクショ付きで)と良いかなと思いました。 問題に直面している当人にとっては自明のことでも、質問を受けた側の人にとっては状況がつかめなかったりすることもあると思いますので
KOSKA流質問の流儀
みんなでやってみよう!
ケース1
あなたは今IntelliJ上で、ローカルでサーバーを立てて、開発をしています。いつものようにdocker-compose upをして9000にサーバーを立てようとしているのですが、なんかよくわからんエラーがコンソールに表示され、何度か試しても起動に失敗してしまいます。
あなたはエラー文をぐぐったり、dockerの公式を読んだり、docker-compose downしたりといろいろ自分でやってみましたが解決しません。
そこで、隣に座っている詳しそうな同僚に相談してみるのですが...
ぐぐったエラー文:Bundler::GemNotFound: Could not find ast-2.4.0 in any of the sources
ちなみにdocker-compose buildで解決します
ケース2
他部署の人から少し時間がかかりそうな仕事を依頼されました。salesならエンジニアから「今のリード一覧と、それぞれの状況をまとめて欲しい」
エンジニアはsalesから、「デモ環境が欲しい」
分析チームはエンジニアから「今どんな分析してるのかをある程度わかるようにまとめて欲しい」それを依頼された上でどのくらいでできる?と聞かれました。
あなたはその依頼を期待以上で達成するための質問と、その納期についてどのように策定するかを考えてほしい
課題3 自身のタスク共有(終わりそうにない時)・詰まった時の相談
特に問題になるケース
スプリントゴールとの兼ね合いで問題になるケースが多かった。当初立てたゴールの達成に支障が出そうな時に相談する意識づけ、対策が必要
あがっていたコメント例
- スプリント内でタスクを完了させるのが厳しそうだったら極力早めに相談するように意識するとよいと思います。
- わからないところがあったらもう少し早く聞いてもいいかなと感じた。自分で悩むのも確かにめちゃ大事だけど納期との兼ね合いもあるし、柔軟にやれれば開発速度も上がると思います。
なぜこの問題が生じるか
- タスク完了までの大まかな道筋がきちんと立てられておらず、納期に間に合わなそうということに気がつくのが遅い
- 納期への意識が低い
- 周囲の人に聞きづらい、質問しづらい
- 質問、相談の仕方がいまいちわからない
- 共有の仕方が甘い
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ケース問題
あなたは今チームで開発をしています。
当初の想定よりも実装が難しく、このままのペースで行くと木曜の納期までにタスクが終わらない可能性があることがわかってきました。
あなたはチームリーダーに、その旨を相談しようとするのですが...
a) 同じチームの他のメンバーがタスクの進捗が非常によく、手が余りそうです
b)あいにくチームメンバーみんなタスクの進捗がギリギリで、手伝う余裕がある人はいなそうです
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By rui_official
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