富裕層のための

ゆかしメディア( YUCASEE MEDIA ) 傑作選

~クレジットカード編(1)~

 

― 目次 ―

アメックスセンチュリオン(ブラック)、私はこうして入会した(2013.12.16)   … 2

最強のパラジウムカード、資格は24億円以上(2011.5.14)            … 6

年収1000万円世帯を直撃のアメックスプラチナ会費値上げ(2013.8.7)       … 7

■YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)運営会社について
2005年、当時、三井物産株式会社にて海外投資審査、企業合併等を担当していた高岡壮一郎が、同社退社後、マンションの一室からアブラハム・グループを創業。2006年、金融資産1億円以上の富裕層限定会員組織「YUCASEE(ゆかし)」を開設。その2年後の「富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか?(著者:高岡壮一郎/幻冬舎)」はベストセラーに。
2007年、ゆかし会員からの「本物の金融商品情報が欲しい」「既存の国内金融機関に満足できない」というニーズに対応して、2008年子会社のアブラハム・プライベートバンク株式会社が、「富裕層向け投資助言会社」として海外直接投資をサポートする事業を行う。

20129月、アブラハム・グループ・ホールディングス株式会社が新たなWebメディア「海外投資新聞」を創刊。オフショアファンド、海外投資、海外積立投資をテーマとした専門サイトとして注目を浴びる。創刊号では、竹中平蔵 元大臣と当社代表高岡壮一郎が対談し、竹中平蔵氏から海外投資に挑戦する個人投資家へのエールを頂戴する。

アメックスセンチュリオン(ブラック)、私はこうして入会した

 アメックスセンリチュリオン(ブラックカード)はいまだに謎の多い領域で、もしかすると、保有者さえもまだ全貌を知らないのかもしれない。最大の謎の一つに、どうすれば、インビテーションが届くのかというものがある。過去にゆかしメディア読者からも質問が寄せられたことがあるほどだ。今回は、実際にホルダーである40代社長に疑問を解き明かすべく話を聞いた。

入会条件は謎のセンチュリオン 

 スニーカーにトレーナーというごく軽装で待ち合わせ場所に現れた一人の男性。この男性が今回登場してもらうことになった、東京・港区在住の会社社長・田中一郎さん(仮名、40代前半)のアメックスセンチュリオンホルダーだ。

 「クレジットカードは第三者による信用格付けによるものなので、たとえ相手との見えないヒエラルキーがあっても、ある程度のギャップを埋めてくれると思います。(飲食店などの)支払いの時などは、どうしてもチラッと見てしまいますよね。その時に『こいつは何かに秀でているのではないだろうか』と見られることもあります」


 読者のみなさんも、日常の支払いの場所などで実際にアメックスセンチュリオンカードを見たことがある人もいるだろう。このカードの存在を知っている人ならば、見れば、ホルダーに対して一目置くこともある。

 本当の意味で切り札となる一枚なのだが、日本国内はもとより、世界でも会員数は非公開。さらに入会条件も公表されておらず、例えばJCBの最上位カード「ザ・クラス」は年収1500万円以上とも言われることがあるが、アメックスプラチナやセンチュリオンにはそうした基準さえ明示されていない。では、どうすれば、入会できるのだろうか。
 アメックスではまずその前に、グリーン、ゴールド、プラチナというマイナーリーグからの昇格の道をたどっていかなければならない。センチュリオンは1日にしてならずということで、その下のグレードの説明から入る。

取得までの13年の日々

 田中さんがアメックスカードを取得したのが24歳時。勤務先の会社との提携関係もあって容易に入会できたそうだ。ただ、ここはあくまでもスタートで、ここからアメックスセンチュリオン取得には13年の月日がかかっているのだ。
 グリーン24歳 ⇒ ゴールド26歳⇒ プラチナ27歳⇒ センチュリオン37
 結果として上記のような「叩き上げ型」の変遷をたどるのだが、意外に厳しい道のりであると感じた人も多いのではないだろうか。特にグリーンからプラチナまでの期間は約3年と短いものの、センチュリオンへの道のりが長い。もちろん、一生涯メジャー昇格できずに終わる可能性もあったわけだが。

 ゴールドはさほど難しくないが、プラチナ取得が一つの関門でもある。田中さんは27歳時に転職した会社で、年収1000万円を突破した。また、同僚や先輩にプラチナホルダーがたくさんいたこともあったそうで、使用していればインビテーションが来たのだという。
 まずはプラチナの壁を超えるためには、もし読者の方が社員の平均年収が高い企業などに勤務していれば、同僚や先輩に訪ねてみれば良いだろう。おそらく、プラチナホルダーはそれほど苦もなく見つけることができるはずだ。そこで、何らかのアドバイスをもらえることだろう。
 リーチ状態になったことで、あとはメジャーリーグから、お声が掛るのを待つだけだ。

 

リーチ一発ベントレーで「上がり」

 プラチナホルダーとなった田中さんは会社を退職し、30代前半で独立して事業主となった。「カード会社は、そのユーザーがロイヤルカスタマーかどうかを見ています。電力料金はうちで支払っていないな、とか。だから、あらゆる支払いを集中させないといけません」という。
 だからと言って、支払いを集中させてみたところで、どれくらいの金額を使えば良いのか基準さえわからない。 田中さんは「わたしは事業の決済と、生活費を込みで、月2300万円をアメックスプラチナカードで決済していました。カードだろうと現金だろうと関係ないし、あえて現金で支払うという意味が私にはわからないです。支払いを翌月にできるという点でも意味がありますので」と語った。
 確かに、毎日、高級レストランに行ったとしても、月額2300万円は到底いくことはない金額だ。これはサラリーマンでは、なかなか使えない手法だが、田中さんは、正確に覚えていないというが、累計金額で数千万円から1億円くらいはプラチナでの支払いを行ったそうだ。

 やはり高額決済は必要ではないかと思われる。アメックスのカードで戦車や飛行機まで買えたなどという根も葉もない噂もあるが、実際にとんでもないものが買えたそうだ。田中さんの知人が使った手でこんなやり方があったそうだ。

 アメックスプラチナで、高級車ベントレーを決済したそうだ。田中さんによると、おそらく事前にカード会社など関係各位への通知は必要になるのではないか、という。それでも、ベントレーは3000万円クラスの高級車であり、まさに、リーチ一発ベントレーで上がり、アメックスセンチュリオンを手にした。

 

まさかのインビテーション放置

 

 「正直、取れるかどうかわからなかった」と話す田中さんの手元にアメックスセンチュリオンからのインビテーションが到着した。かつては、フタを明けると真ん中にポツンとカードが厳かなたたずまいがする黒い箱が届いたようだが、どちらかと言えば簡素な雰囲気の黒い正方形の封筒が届いたという。

 中身はもちろん、インビテーションだった。専用デスクに電話をかければ、カードが送られてきて、使用の権利が付与される。
 しかし、田中さんは迷いなのかどうか、1年間くらい放置していたのだが「男だし、ビビッていたら
ダメだろう。さらに稼いでやろうと思いました」と結局は取得した。ただ、放置していても大丈夫なのか疑問がわいてくるが「(人数の)枠が管理されていて、タイミングによっては、ウェイティングもあるのかもしれません。その時は入会できないのかもしれません」。
 年会費は一度値上がりを経て、現在は367500円となっている。2007年までは、168000円だったために、そこから倍以上の値上げとなっている。カード会社はリボ払いやキャッシングが売り上げの大半を占めるために、総量規制の影響を受けての値上げではないか、と見る向きもある。

 

 田中さんは、それでも1月あたり3万円として年会費が高いと見てはおらず、むしろ「(高級料亭などで)店長が見送りに出てきたり、一度も名乗っていないのに、名前で呼ばれたり。取引銀行でカードの話題になると、『支店長を連れてきます』と言われたり。でも、ヘタに見せると営業されますが」とVIP待遇には満足しているという。

 また、現在は100万ポイントほど溜まっているそうだが、これらポイントは飛行機の運賃に使うそうで、飛行機の支払いはここ数年、経験していないそうだ。
 では、アメックスにそれ以上のカードがあるのかどうか。

 

センチュリオンの上は?

 良く言われているチタンカードについては、さらに上級のカードというわけではなく、セカンドカードとしての役割を担うもの。申請すれば、発行される。
 大王製紙の井川意高元会長の著書「熔ける」には、アメックスセンチュリオンが数カ所も登場するのだが、さらに上級カードの存在をほのめかしている記述もある。ちなみに、自身が起訴される前に使用が差し止めにされていたそうで、その基準についていつか問い合わせてみたいとの疑問を呈しているところがオチにも使われていたり、エピソードが登場する数少ない書籍の一つでもある。
 もしも、その上のカードがあるとしたら、どうか。田中さんは「海外の富裕層はスケールが桁はずれですから、その上があったとしても不思議ではありません。もし、あったら、無理やりにでも頑張って、入ってみたいです。人生は一度きりですからね」と語っていた。
 今回は、アメックスセンチュリオンの取得方法について、実際のホルダーの経験を通して伝えてきたが、正解は一つではない。年収もそれほど高くないサラリーマンが保有している、などの情報もある。そういう意味においては、誰もが手にできる可能性はある、ということか。

20131216日 YUCASEE MEDIA掲載

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最強のパラジウムカード、資格は24億円以上

米金融大手JPモルガンが、プライベートバンキング部門(PB)顧客で、3000万ドル(約24億円)以上の資産を持つ人を対象にしたパラジウム製のクレジットカードを発行することになった。

 材質がレアメタルのパラジウムで出来たクレジットカード。カードそのものにも1000ドル(約81000円)の価値があるのだという。VISAとの提携カード。
 有資格者は、JPモルガンのPB部門の顧客で、なおかつ資産3000万ドル以上と相当ハードルが高く、アメックスセンチュリオン以上の難関でもある。年会費は600ドルと高いものではないが、使用の上限額はないという。

※為替レートは掲載当時のもの

20110514日 YUCASEE MEDIA掲載

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年収1000万円世帯を直撃アメックスプラチナ会費値上げ

 今年度からアメックスプラチナカードの年会費が従来の105000円から、一気に31500円も値上げして、136500円となった。カード各社がプラチナを発行するが、アメックスはその中でもステータスでは最高位に位置するが、会費も最高額になったことで名実ともにナンバー1に。ところが、ホルダーには、センチュリオン(ブラック)と違い、高所得のビジネスマンも多く、家族に退会を迫られるなど悩む人も出現している。

実は選ばれた1.4

 

 「プラチナカード会員さまへ」

 今年度に入ってから、更新の時期を迎えたアメックスのプラチナ会員には年会費値上げの案内を順次送付している。

 まず、プラチナの価値はどれほどあるのか。それは、楽天リサーチが2011年に行った「クレジットカードに関する調査」に詳しく表れている。メインカードの保有タイプ別では「一般カード」が87.0%で最も多く、「ゴールドカード」11.3%となる。さらに「プラチナカード以上」となると、1.4%にとどまっている。

 会員数は非公開ながら、つまり上位1.4%というある種のエリート意識をくすぐるかのような数字なのだ。当然ながら自ら希望して保有資格を得ることができるものではなく、カード会社から案内であるインビテーションが来て初めて会員になる資格を得る。
 会費は各社様々だが、アメックスの場合はこれまでも105000円で高かった。会員は富裕層でなくとも、年収1000万円前後の高所得の部類に入るビジネスマンも多くいるためか、経済状況の変化によって家計の見直しの対象になるのも、プラチナの宿命でもあるのだ。
 リーマンショック後の不況時には、その会費を嫌ってか「提携カードの会員が増えるという現象が一時的にあり、アメックスプラチナから移ってきているのでは」(業界関係者)ということも言われた。
 物価上昇と増税が進む中で、今年はさらに31500円という大幅値上げになった。

今年が最後と決意!

 

 「会費のお知らせを妻に先に見られてしまって、家に帰るなり、やめろと言われた」

  そう落胆した様子で話すのは、ある大手マスコミの中間管理職。年収は1000万円以上で、家計も一般的には恵まれている部類。アメックスプラチナカードは保有してからすでに約10年になるそうだ。とにかく出張で使いまくって、単価の高い料理店で使うなどしたら、インビテーションが届いたそうで、それからしっかり財布の定位置に収まっている。
 だが、妻が家で使っているカードは他社の年会費無料の楽天カードだという。プラチナの家族カードも持っているというが、もっぱら普段は実利的な楽天カードの方を妻は使っているとか。「旅行をした時は(プラチナ)コンシェルジュを使ったり便利だけど、子供ができてからは、時間もなくて、使う機会もグンと減ったかな」という。
 アメックス自体がそもそも、旅行などに強いカード会社であり、使いこなすために旅行や飲食をするということになるが、旅行となるとまとまった時間が必要で、高所得のビジネスマンほど多忙のため、なかなか行くことは難しいのかもしれない。
 そして、結局は「今年が最後の更新」ということで妻を説得。来年は解約することが「家族会議」で内定したようだ。
 持ち続けたくても、妻からの圧力に晒されるのが常だ。
 また、別のプラチナカードホルダーは「目に見えるサービスは年に1度の誕生日プレゼントだけ。実際には見えないサービスをうまく使いこなせるかどうかが大事。あと、目に見える価値と言えば、見栄くらいかな」と話す。
 もちろん所有物の一種であるため、見栄の道具という要素は大きい。ただ、目に見えるサービスが少ないのがさみしいところ。そのあたりがサービス拡充につながったのではないか、と見られる。

 

プラチナは10年以上の保有者も多い

  31500円の値上げによって、会費に見合うだけのサービスの大幅拡充が行われたことは間違いない。たとえば、次のような追加がある。


◆ホテルメンバーシップ
提携高級ホテルグループの上級会員資格
◆フリーステイ 
提携高級ホテルでの無料宿泊など
◆ワンワールド
加盟航空会社を利用の際に優待
 他にも、有名料理店で会員限定のコースを2人以上で注文すると、1人分が無料になるなどのサービスもあったり、実際には会費以上のサービス拡充という解釈もできる。もちろん、24時間利用可能なプラチナコンシェルジュデスクも健在で、使いこなせば使いこなすだけの見返りは期待できることは言うまでもない。

 前出の楽天リサーチの調査で、利用期間の項目で見ると、「10年以上」は、プラチナ以上が42.9%で、一般の18.6%、ゴールドの33.6%よりも高い。
 この数字から、プラチナ以上のカードにかなり愛着を持っているという言い方もできる。おそらく、長年の習慣や愛着から、続ける人も多いのではないか。
 さて、アメックスプラチナカードの保有者は、どんな選択を取ったのだろうか。

20130807日 YUCASEE MEDIA掲載

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